市民連合おおたの会 結成総会 報告

「市民連合おおたの会」結成総会報告 

2020 9 11 日 大田区消費者生活センター 

70名を超える市民が参加 

9 11 18 時半から消費者生活センターで結成総会が開かれ「市民連合おお たの会」が正式にスタートしました。 

結成総会には 70 名を超える市民と、大田区で活動する立憲野党関係者や区議 会議員が参加。安倍辞任、合流新党の誕生など情勢の急激な変化を受けて今後ど のような効果的な取り組みを進めていくのか、たくさんの期待する声が寄せられ ました。 

立憲政治破壊・権力私物化が常態化する 

結成総会を記念して、全国の市民連合の活動の中心を担う上智大学教授の中野 晃一さんが記念講演をネット中継で行いました。この中で、中野さんは安倍首相 が持病の悪化を口実に辞任し後継に菅官房長官を決めたことにより、立憲政治の 破壊・権力私物化も引き継がれ常態化することになると指摘しました。今こそこ の流れを止めるために本気で戦わないとさらにひどいことに成るとの発言は重い ものがあります。。 

一方、野党の側は、立憲民主党と国民民主党の合流新党の形が固まったが、消 費税問題や代わり映えしないという批判が出てくるなど、全野党が固まっても勝 てるかどうかというところに来ているのに、少しの違いをことさら重大視するよ うな純化路線では勝てないと指摘しました。 

選挙は近い、それぞれの主張を集めて大きくまとまって戦おうと呼びかけました。 

コロナ禍を乗り越えて結成総会を迎えた 

最初に、呼び掛け人から、「何もしないで眺めているわけには いかないとの思いから呼びかけ人を引き受けました。多くの人が手をつないで政 治を変えていこうとする市民連合おおたの会はたいへん大きな意味を持っていま す。多くの市民に伝わるのにはどんな作戦が必要なのか一緒に考えていきましょ う」との挨拶がありました。 

続いて、「2016 年の戦争法廃止を求めるオール大田から市民 の繋がりができ、19 年の区長選での協力体制が一層深まりを作り、昨年の暮れ から大田区でも市民連合のような市民の繋がりを作ろうと準備を進めてきた。し かし、コロナ感染の拡がりから一旦停止状態になりながらも半年遅れでここまで 漕ぎ付けられた」と今日の設立総会を迎えるまでの経過が報告されました。

 

続いて会をどのように運営していくのか、その活動を担う役員の説明がありま した。 

それを受けて討論が行われました。 

・コロナ禍で、ものづくりの町といわれる大田区でも1回きりの持続化給付金で は乗り越えれないほど小規模事業者が厳しい状況に置かれている。市民と連帯 して続けていけるよう声を上げていきたい。 

・今年の教科書採択で、育鵬社の教科書の採択が大きく減った。これは市民の粘 り強い取り組みの結果。教育委員の方がたが、よく教科書を読むようになった からと言える。今後もさらに広げていきたい。 

・沖縄の辺野古新基地建設で、軟弱地盤対策の設計変更が、県に出されている。 応じないように県に要請する署名を進めているので支援を。 

・最近、敵基地反撃能力を声高に言う自民党の政治家が増えてきている。国の基 本が大きく変えられる重大な問題、市民連合でも取り組みの体制を早急に作っ てほしい。 

・今の世の中、情報を取ることが重要。それを共有して、そして発信していく。 1人1人が電通(自民党広報の中心)になった気で取り組んでいこう。 討論の後、経過報告、申し合わせ事項、運営体制の提案は一括承認されました。 

引き続き、大田区で活動する立憲政党の6名の代表からお祝いと連帯のあいさつがありました。 

来るべき総選挙で立憲政党の勝利を 

最後に、当面する課題として 

1、 安倍内閣が進めてきた憲法9条改定に反対する。 

2、 予想される総選挙で大田区での立憲政党の勝利に全力を挙げる。 

3、 新型コロナウイルス感染防止、いのちとくらし、生活を守る。 

4、 羽田新飛行ルートの撤回を求める。 

などとともに、20 16 時からJR蒲田駅西口での街宣行動、賛同募金の呼びか けがありました。 

また会場から、SDGs やジェンダー平等も課題として入れるように要望があり ました。

市民連合おおたの会 結成総会 報告
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